脱退一時金計算機
日本を離れる際の年金脱退一時金(払い戻し)の概算額を計算します。厚生年金と国民年金の両方に対応。
YenWise Editorial
在日外国人向けパーソナルファイナンス調査
この脱退一時金計算機について
日本を離れる外国人等が請求し得る「脱退一時金」の概算を、厚生年金(被保険者期間に応じた報酬比例的な算定)と国民年金(定額的な算定)の別に試算します。2021年4月以降の支給率区分、厚生の標準報酬の上限、厚生の源泉徴収(20.42%)などを反映した計画用モデルです。脱退一時金は「払った保険料が全額戻る」制度ではありません。加入月数に応じた支給率区分と、厚生の場合は標準報酬に基づく算定、さらに源泉徴収が絡みます。帰国前に概算を把握し、請求の可否・期限・書類をガイドと公式案内で確認する流れが安全です。
加入月数が短すぎる・長すぎる場合は受給要件を満たさない可能性があるため警告を出します。社会保障協定による保険期間の通算や、老齢年金としての受給選択との詳細比較、合算対象期間の高度な判定は対象外です。老後に日本の年金として受給する選択肢や、社会保障協定による通算は、一時金より有利な場合があります。帰国先が協定国かどうかで戦略が変わるため、一時金の額だけを最大化する前提で決めないでください。
在日外国人が帰国前に「これまで払った年金がどうなるか」を把握するための第一歩として使ってください。実際の請求は日本年金機構の手続・様式・期限・添付書類が正式です。ツールの数字は機構の決定を拘束しません。加入記録が複数事業所に分かれている、学生納付特例がある、任意加入がある、といったケースは手計算や窓口確認が必要です。ツールは代表的な入力に対する概算です。
結果は税引前・税引後(厚生の場合)のイメージを含みます。所得税の還付請求の可否や手続の完了まで保証するものではありません。還付を検討する場合は税理士・税務署の案内も確認してください。一時金を受け取ると、将来の日本の老齢年金の加入記録に影響し得ます。帰国先の年金制度や協定の有無を調べたうえで、一時金か通算かを比較検討してください。
サイト内の完全ガイドとあわせて読むと、必要書類や時系列、よくある失敗が理解しやすくなります。記録に疑義がある場合は、請求前に年金事務所で照会することをおすすめします。
こんな方におすすめ
日本を出国予定で、年金の脱退一時金を検討している外国人の方。
会社員として厚生年金に加入していた方、国民年金のみ(または期間がある)方。両方ある場合は、種類ごとに分けて試算してください。入力する数字は「いま分かっている最良の見積」で構いません。後から年収や家族構成が変わったら、同じページを開いて条件だけ更新し、以前の結論がまだ妥当かを見直してください。計画は一度作って終わりではなく、年に数回の再計算が実務的です。
出国日・加入月数・平均的な標準報酬がはっきりしない場合は、ねんきん定期便や事業所の記録で月数を確認してから入力すると精度が上がります。
- •帰国前に一時金の概算を知りたい方
- •厚生と国民のどちらが対象か整理したい方
- •税引後の手取りイメージが欲しい方(厚生)
- •ガイドを読む前に数字の感覚を掴みたい方
使い方と計算の流れ
年金の種類(厚生/国民)、加入月数、(厚生の場合)平均的な標準報酬月額などを入力します。ねんきん定期便や事業所の証明で「何月分加入したか」を確認してから月数を入れてください。あいまいな月数で大きく見せる計算は、後の手続で期待を外しやすくなります。
加入月数から支給率区分を参照し、一時金の額を算定します。厚生は上限付きの報酬を用い、税額を差し引いた手取り目安を表示します。厚生で平均報酬を入れる際は、賞与を含む標準賞与の考え方と、上限を意識してください。過大な報酬を入れると概算が上振れします。
国民年金は年度ごとの保険料表を参照する簡略計算です。実際の支給は機構の審査結果が優先します。
計算はブラウザ内です。請求そのものは日本年金機構・税務署の手続が必要です。
社会保障協定国へ戻る場合は、一時金と将来の年金受給のどちらが有利か、協定の通算ルールを別途確認してください。
計算方針とレビュー
脱退一時金は2021年4月以降の加入月数区分、厚生/国民の別計算、厚生の標準報酬上限、源泉20.42%(厚生)を反映します。国民年金保険料は年度表に従います。加入期間が短すぎる/長すぎる場合は警告を表示します。
保険料表や支給率の改正、解説更新時にレビューします。最終確認日はバイラインに表示します。支給率区分や料率の改正が公表された場合はエンジンとFAQを更新します。最終確認日をバイラインで示します。
標準報酬の平均の取り方や賞与の扱いは実務で細部が異なる場合があります。概算である旨を前提に利用してください。YenWise編集チームは、公開されている法令・通達・統計・機構の案内を参照して説明と計算の枠組みを維持します。個別の許可・納付・契約の結果を保証するものではなく、教育と計画のための補助線です。最終確認日はページ上部のバイラインに表示します。
- •日本年金機構の公開情報に沿った区分・料率の枠組み
- •ブラウザ内計算
- •最終確認日とガイドへの導線
限界と注意点
請求期限、未支給期間、複数の事業所をまたぐ記録の突合は自動化していません。請求の電子化・郵送、代理人、翻訳書類の要否は個別事情です。期限を過ぎると請求できない場合があるため、出国スケジュールとセットで手続を計画してください。
協定国との通算、任意加入、合算対象期間の高度な判定は含みません。本ツールは一般的なケースを中心に簡略化しています。例外が多い制度(特殊な控除、自治体独自の扱い、勤務先固有の手当)では、結果が実態と乖離し得ます。その場合は、画面の内訳を手がかりに一次資料(明細・通知・規約)へ戻り、必要なら専門家に確認してください。
源泉徴収後の還付は別手続です。税理士・税務署の案内が必要な場合があります。
最終的な支給の可否・金額は日本年金機構の決定がすべてです。
うまく使うためのヒント
月数と報酬の根拠をねんきん定期便で確認してから入力してください。完全ガイドのチェックリスト(書類・順序・税)と併用し、ツールは金額感の把握に限定すると失敗が減ります。
- •厚生と国民は別々に試算する
- •出国前に基礎年金番号と記録を手元に置く
- •ガイドの手順と必要書類をセットで確認する
- •協定国への帰国では一時金以外の選択肢も調べる
- •税引後額だけで判断せず、還付の可能性もメモする
- •記録に疑義があれば年金事務所に問い合わせてから請求する結果を保存する習慣(スクリーンショット、表計算への転記、URL共有)を付けておくと、家族や専門家との相談がスムーズになります。